FM-1でライブをするなら、どのカスタムファームウェア?

※この記事には一部プロモーションを含みます。
M-VAVEのFM-1で、ライブをしたい!
そう思ったとき、どのカスタムファームウェアを入れたらいいんでしょう。
前の記事では、公式の「FM1 Open」を入れてみました。
その時は、「ライブ即戦力を求めて」というよりは、違う理由でした。

susuman
初めてカスタムファームウェアというものを入れてみるので…
まずはM-VAVE公式のものを入れたという感じ。
そのあと、グルーブボックスに特化しているものよりも、シンセに特化してほしい。
そう思って、Baud GirlとJIANT FMを試しました。
そして、シンセが扱いやすいとのことで、いま試しているのが、SLOOP 2.8です。
結論から言うと、SLOOPはシンセとして素晴らしい!というよりは。
ライブで使いたい人に向いています。
SP-404のようなパンチインFXが、最高でした。
実際に使った様子は、こちらの動画で見られます。
SLOOP 2.8とは?

SLOOPは、FM-1に入れるカスタムファームウェアです。
無料のオープンソースとして公開されています。
元祖の素晴らしいファームウェア、Feluccaをベースに作られています。
ライブ向けのグルーブボックス、という位置づけですね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | ライブ向けグルーブボックス |
| 構成 | 4トラック(シンセ3+ドラム1) |
| パンチインFX | 27種類 |
Felucca含め、そのほか諸々の有名なファームウェアについては、7つこちらの記事で比較しています。
予備知識が欲しい方は、まずはこちらをご覧ください。
SLOOP 2.8を試した理由
SLOOPを試したのは、2.8が出たばかりだったからです。
ちょうど1週間くらい前かな。
レビュー動画を見て、クオンタイズをオフにできることを知って、いいなと思いました。

リアルタイム入力にクオンタイズが自動でかかるのは、いい面と悪い面があります。
タイミングをミスっても、いい感じに補正してくれる。
でも結局、「そこはそうじゃないんだよ〜」という場面があります。
そうなると、結局ピアノロールやステップシーケンサーでいじり直します。
なので、入れたいフレーズによって、それを選択できるのがいいな、と思いました。

susuman
あとは、機械音痴の私でも使えそうなインターフェースだったこと。
リアルタイムエフェクトも、面白そうでした。
FM-1にSLOOPを入れる方法
カスタムファームウェアは、入れる前に工場出荷状態を必ずバックアップしましょう!
FM-1をPCに繋いで、インストーラーは、ブラウザ(ChromeかEdge)から入れます。
新しいファームウェアを入れるときは、一度純正のファームウェアに戻す必要があります。
どのカスタムファームウェアのページも、戻せるように案内してくれます。
その手順をやらないと先に進めない作りなので、迷いません。

susuman
M-VAVEが作っていないファームウェアは、基本的に自己責任です。
入れる前に、説明をよく読んでから試してください。
日本語対応してるインストーラーも多いです。
JIANT FMとか。
これブラウザで実機を試せるやつなので、気になる人は遊んでみて。
SLOOP 2.8を使ってみた
見やすい画面と、扱いやすいシーケンス
最初の印象は、見やすい。
そして、ほかのカスタムファームウェアで難点だったシーケンスが、扱いやすかった。
たとえば、RECボタンの長押しで、シーケンスをオールクリアできます。

パンチインFXが、最高だった
パンチインFXは、FXボタンを押しながら、キーボードボタンを押すだけです。
FXボタンとキーボードボタンが、連動しています。
動画では白鍵のエフェクトしか試してないけど、黒鍵部分にもエフェクトがあります。
なので全部で27種類。

キーボードボタンは、4行ある段落の頭にあたるところが光っています。
どの位置がどのエフェクトなのかが分かりやすいです。
SP-404みたいに、ライブ即戦力
SP-404は、ライブで即戦力になる機材です。
でも、多機能すぎて、私は敬遠しています…
エフェクターの部分だけにフォーカスするなら。
「ほんと、これだけできればいいんだよ!」と思いました。

susuman
もちろんFM-1はサンプラーではないので、サンプリングはできません。
でも、ライブエフェクトとしては、とても使いやすいです。
欲しいものは、全部入っておる。
一番気に入ったエフェクト
一番気に入ったのは、LOOPを、4・8・16・32から選べるところです。
ローパス・ハイパスのかかり具合も、すごく良いです。
そして、STOP。
レコードをスクラッチして止めるようなエフェクトで、面白くて好きです。
ドラムパッドは、使いやすい。でも…
ドラムパッドは、使いやすいと思います。
でも、打ったタイミングがズレるのが、ちょっと気になりました。

susuman
私が下手なだけかもしれないけど(笑)
結局、ステップで打ち込んだほうが早かったです。
ライブ向きの機能
アルペジオのホールドもできます。
ステップシーケンサーで鳴らし続けなくても、そのままホールドで、演奏し続けられます。
マシンライブにも、いいなと思いました。
気になったところ
慣れが必要なのは、セーブ画面です。
ちょい分かりづらい。

ノブ4を2回、回すのですが。
間違えて、空白のシーケンスでセーブして、消えてしまったことがあります。

susuman
「よく分からないからノブを回してみる」は、セーブ画面では危です(涙)
Baud Girl・JIANT FMも入れてみた

SLOOPの前に、Baud GirlとJIANT FMも入れてみました。
ここでは、サラッと感想を書きます。
どちらも、話題になるほど素晴らしいファームウェアです。
「でも私には、合わなかった」という話として、読んでください。
Baud Girl
良かったところ
- 追加音源が、ユニークで好き
- レトロっぽい感じで、最近好まれるFMのいい音がたくさん入っていた
- スーパーモードで、音がどんどん分厚くなって、音作りは本当に楽しかった
使いづらかったところ
- 最新のファームウェア96のシーケンスが、本当に使いづらい
(ステップを消すのに、そのたびにノートの選択画面に入って、ノブで「Clear step」や「Clear pattern」まで行く必要がある…) - 海外のレビュー動画でも、指摘されていました
JIANT FM
良かったところ
- 液晶のビジュアルは、テンション上がる
- よく分からない生き物が、たくさん動いていて、見ているだけでワクワクした
使いづらかったところ
- グルーブボックスとして使うなら、いいと思います。でも、私には多機能すぎた
- もっと、シンプルでいいのにな、と思った
どのファームウェアを入れる?目的別に選ぶ
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| ライブで、即興やFXを楽しみたい | SLOOP 2.8 |
| シンセとして、音作りを楽しみたい | Baud Girl(シーケンスは慣れが必要) |
| 見た目も楽しいグルーブボックスにしたい | JIANT FM |
| まず、安心して試したい | 公式のFM1 Open |
迷ったら、まず、公式のFM1 Openから。
そのあとで、気になるカスタムを試すのがおすすめです。
SLOOP 2.8は、こんな人におすすめ
おすすめの人
- ライブで使いたい人
- マシンライブをしたい人
- SP-404のような、パンチインFXの遊び方が好きな人
- 入力したあとの、クオンタイズ直しがだるい人
- 操作が分かりやすいほうがいい人
(機械音痴の私でも使えそうでした)
おすすめしない人
- シンセとして、音作りに特化したい人
(私は、エフェクターを別に持っているので、パンチインFXはFM-1でできなくても、困りません)
次に気になっているのは、FMini-1
いま気になっているのは、FM-1をMinimoogにするファームウェアです。
その名も、FMini-1。
名前の通り、グルーブボックスではなくて、シンセ特化で発展しています。

susuman
ほかの機材もあるからシンセ特化でいいんよね。
パンチインエフェクトは、めっちゃ好きだけど。
KORGのNTS-3を持ってるので、FM-1でできなくても、いい。
NTS-3もおすすめです。
気になる方は、こちら見てみてください。
あなたは、どう使う?
1万円ほどの小さなガジェットシンセが、ファームウェアひとつで。
ライブの即戦力にも、音作りの強い味方にも変わります。
あなたは、FM-1で、どのファームウェアを試してみたいですか?

この記事に出てきた機材
となりのTOI
- M-VAVE FM-1のカスタムファームウェアどれがいいの?|公式の「FM-1 Open」を入れて比較(リンク)
- なぜ今、DAWレスなのか?|新機材から読み解くマシンライブの流れ(リンク)
- 名機はなぜ名機となった?|TR-808・TR-909・TB-303、発売当時は「失敗作」だった(リンク)

