FM-1のファームを入れ替えてる人へ、先に伝えたいこと

音楽制作机の端でくつろぐ黒猫とMIDIコントローラー

※この記事には一部プロモーションを含みます。

FM-1のカスタムファームウェアを入れ替えて遊んでる人、いませんか?
悪い子はいねぇが〜みたいなテンションになってしまいましたが。

私も今FM-1のカスタムファームウェアでめちゃくちゃ遊んでいる口です。

FM1 Open→Baud Girl→JIANT FM→SLOOP→そしてClipperと、いろいろ入れ替えてきました。

そのなかで、本日ですね。
半日、私の時間を奪った出来事がありました。

先週出たばかりのカスタムファームウェアClipperを、いつも通り純正V15に戻してから入れようとしたのですが。

インストールエラーでまったく進まない。

インストーラーに、「FM-1 in update mode was not found」と出る。
そして、FM-1の画面は暗転。

結論から言うと。
MacのMIDIスタジオにある、古い機器の登録を消して、再起動したら、入りました。

この記事は、同じところで止まった人への、注意喚起と、直し方(Mac)です。

susuman

ついに、野生のファームウェアを色々入れ替えて遊んでいた弊害が出たか!と思いました。
私がズボラだったせいみたいなので、ご安心ください(笑)

この記事は、こんな人向けです

  • FM-1のカスタムファームウェアを、入れ替えて遊んでいる人
  • 「FM-1 not found」「FM-1 in update mode was not found」「と出た人
  • 純正V15に戻したのに、同じエラーが出る人

純正に戻していなかった!という人は、先に、純正V15に戻してから、試してください。
純正への戻し方は、記事の後半に書いています。

動画でも1分ほどで説明していますので、サクッと知りたい方はこちらからどうぞ。

入れたかったのは、Clipperでした

私が入れたかったのは、SLOOPの作者が先週新しく出したばかりの、Clipperというファームウェアです。
入れ替えの流れは、こうでした。

ファームウェアひとこと
①FM1 Open公式のオープンファーム
②Baud Girl追加音源が最高
シーケンサーが複雑
③JIANT FM変な生き物が可愛い
多機能すぎる
④SLOOP2.8.1(動画で紹介しました)
⑤ClipperSLOOPからグルボを排除
シンセとして超特化したSLOOP

susuman

もちろんClipperを入れる前に、公式のFM1 Workbenchで、純正V15に戻しました。
でもインストーラーは、FM-1を見つけてくれませんでした(涙)

こんな症状でした

インストーラーには、こう出ていました。

The FM-1 in update mode was not found. Replug the USB cable and press Install again (it stays in update mode until it is finished).

update modeのFM-1が見つからない。
抜き差しして、もう一度Installを押して(終わるまで、update modeのままです)

一度USBを抜き差しすると、こう出ました。

FM-1 not found. Check the USB cable (a data cable), close other apps that use MIDI, and press Install again. (MIDI: JIANT Update)

FM-1が見つからない。
ケーブルと、他のMIDIアプリを確認して、もう一度Installを押して。

ファームウェアを入れる作業は、5つの段階で進みます。

Verify(確認)→ Update mode → Write(書き込み)→ Restart → Done

私は、2番目の「Update mode」のところで、止まっていました。

試した環境

項目内容
MacMacBook Pro(16インチ、2019)
Intel Core i9
メモリ64GB
macOSTahoe 26.5.2
ブラウザMicrosoft Edge 156.0.4314.50(x86_64)
Chromeも試したけどダメでした

susuman

Intel Macなので、Appleシリコン(M1以降)のMacとは、設定が少し違うかもしれません。

同じ症状の人は、自分のMacと見比べてみてください。

試したこと × 結果

試したこと結果
ChromeからEdgeに変える× 同じ
USBを抜き差しして、もう一度Install× エラーの文が変わっただけ
Macの設定(プライバシーとセキュリティ)の確認問題なし
(アクセサリの許可の項目はなし。ロックダウンモードはオフ)
MIDIスタジオで、機器の名前を確認「JIANT Update」が光っていた
「JIANT Update」が残っていたので、「それなら、JIANT FMは入れられる?」と、JIANT FMのインストーラーを試す○ JIANT FMは、入った
公式のFM1 Workbenchで、純正V15に戻してから、Clipperを入れる× 同じ症状
MIDIスタジオで、古い機器と「JIANT Update」を削除して、Macを再起動○ 入った

susuman

AIに聞いたら、OCT-ボタンを押しながら電源を入れるって。
レスキューモードとかいうらしいですが。
それもダメでした。

FM-1ではなくPC側の問題だったからですね。

直した方法|MIDIスタジオで、古い機器を消す

私は、これで入りました。

Macで、MIDIスタジオを開いて、もう使っていない、古い機器の登録を消す方法です。

手順

  1. FM-1のUSBを、Macから抜く
  2. ブラウザを、完全に終了する
  3. 「Audio MIDI設定」アプリを開く
  4. メニューの「ウインドウ」→「MIDIスタジオを表示」
  5. 消したい機器を選んで、上のツールバーの「デバイスを削除」を押す
  6. Macを、再起動する
  7. FM-1を、USBで直接つなぐ
  8. MIDIスタジオで、どんな名前で出るかを見る
  9. インストーラーで、Installを押す

私が消したもの

  • もう手放した機材
  • 「JIANT Update」

ビフォー・アフター

消す前は、機器がたくさん並んでいました。

消して、Macを再起動すると、「Felucca Update」という名前が、新しく出ました。

気をつけること

  • 今、使っている機器は、消さない。名前やチャンネルなどの設定が、消えることがあります。
  • でも消しちゃった機器は、つなぎ直せば、自動で、また出てきます。

入ったときの様子

Clipperのインストーラーが、今まで見たことのない、先の画面に進んだとき。

感動でした。
やった!と思いました。

半日の戦いがようやく終わったのだ…

なぜ効いたの?|MIDIスタジオを「受付名簿」でたとえると

MIDI機器のそばで静かに見守る黒猫

ここからは、私の推測ですが。

MIDIスタジオは、Macの「受付名簿」のようなものです。
一度つないだ機器(来客)の名前を、覚えています。

FM-1は、ファームウェアを書き換えるとき、その時ごとの名前の機器になります。
別人として来訪してくるわけですね。

私のMacでは、JIANT FMのときは「JIANT Update」。
今回は「Felucca Update」と見えました。

インストーラーは、受付係です。
「○○ Updateさんは、いらっしゃいますか?」と、名簿を見ながら、探します。

でも、名簿には、古い名前が残っていました。
新しい来客の名札が、うまく見つからなかった。

そこで、古い名簿を消して、Macを再起動したら、新しい来客の名札が、ちゃんと出ました。

重要な手掛かりの一つはこれ。

Clipperで止まっていたとき、「JIANT Updateが残っているなら、JIANT FMは、入れ直せる?」と、試してみたことです。

すると、JIANT FMは、入りました。

JIANT FMのインストーラーは、「JIANT Update」を探します。
なので名簿残っていた古い名札を、見つけられたのだと思います。

Clipperのインストーラーは、新しい来客の名札を見つけられていません。

だから、見つけられなかった。
そんなイメージです。

同じ症状の人へ|試す順番

MIDIスタジオの画面を見守る黒猫

私が試した中で、軽い順に並べました。 上から、順番に試してみてください。

STEP1
USBケーブルを替える

データ通信ができるもの。充電専用は、使えません。

STEP2
MacのUSB-Cに、直接つなぐ

ハブではなく直接差す。

STEP3
他のタブや、MIDIを使うアプリを、全部閉じる

DAW、FM1 Workbenchなど。

STEP4
抜き差しして、もう一度Install

update modeのまま、続きから始まります。

STEP5
MIDIスタジオで、機器の名前を見る。

古い「○○ Update」が出ていないか。

STEP6
古い機器を消して、Macを再起動

今回、これで入りました。

見た目だけじゃわからないのですが、意外と「これ充電ケーブルだった!」ってことあります。
データ通信用のUSBケーブルは例えばこういうものです。

純正に戻したいとき

カスタムファームウェアのインストーラーは、純正のV15が入っていることを前提にしているものが多いです。

2026年10月末の時点で、M-VAVE公式のダウンロードページは、V16だけになっています。

各種インストーラーサイトからでも純正に戻せるのですが、今はそこからだとV16が入ってしまいます。
私は、公式のFM1 Workbenchから、V15に戻しました。

私の今の答え

音楽制作机のFM-1を見守る黒猫

ファームウェアが入らないとき。
原因は、FM-1の中ではなく、Macにあることもある。

半日かけてあれこれ試して、最後に効いたのは、古い名簿を消すという、地味なことでした。

Clipperのインストーラーが、見たことのない画面に進んだときは、本当に嬉しかったです。

あなたは、どう思う?

カスタムファームウェアはめちゃくちゃ楽しいけど。
やっぱりこういうことがある。

でも、あなたはそれでもカスタムファームウェアで遊んでみたいですか?

この記事に出てきた機材

となりのTOI